10歳から不登校だった僕のブログ

不登校だった僕の復学や患った不安障害等との付き合い20年の記録です

不登校と夏休み

小学生の子どもが夏休みに入り、楽しい思い出ができるよう応援したいと考えていますが、僕の子どもです、いつ、どこで、つまずいて不登校の道に入るかわかりません。不登校児だった僕が親となった今、不登校の夏休みの注意点を考えてみます。

■ 夏休みはひきこもりが進行する可能性が高い

僕が不登校をしていた時は、夏休みに知り合いと出会って気まずい思いをしたくなくて、極端に外出を嫌がり、そのためにひきこもりが加速したように思います。生活リズムも昼夜逆転し、夜中に起きて、漫画やバラエティ番組を見て、昼過ぎまで寝ている生活です。この生活を長年続けてきたことで、自律神経が乱れ、後に患うパニック障害や不安障害に繋がってしまったのではないか考えています。遺伝的な要素も否定はできないのですが、治癒できず、病気が長引いているのも生活環境など外的要素も十分にあると思います。

もし、不登校のお子さまがいる場合、ひきこもり度を進行させないため、何より一生服薬をしないといけない病気を患うことに繋がらないよう生活リズムを一定にするサポートが大切だと思います。

難しいケースもあると思いますが、「朝食、夕食は必ず一緒に食べる」「昼間の居場所について話をする」等心身の回復を見守りつつも、最低限のルールづくりはした方が、健康を守るために大切だと考えます。

僕の親はずっと見守るだけで、僕のことを信じていたとのことではあったのですが、昼夜逆転やひきこもりの生活は、はまってしまうと中々、自らの力で抜け出すことは難しいため、はまってしまう前に、健康のためにもサポートが重要です。思春期等ケースによって、なかなか聞く耳をもってくれないことも重々承知しているのですが、この部分は子どもと向き合って良いところではないかと考えます。

■ 旅行や学期始まりのテストをきっかけに

コロナ禍で旅行を控える家庭もあるかとは思いますが、昼夜逆転生活をしている子どもの生活リズムを戻すひとつのきっかけとして旅行は良いと思います。旅行中は行動を共にすることになり、食事も必然的に一緒にとることになるからです。それをきっかけに少しずつ、生活リズムを作る、心身の疲れがあれば一緒に癒す、それぐらいの気持ちで楽しめると良いですね。旅行先であれば会いたくない人に出会うこともない為、一歩を踏み出せれば、回復も早いかもしれません

勉強が心配という場合には、夏休み後にテストがあれば、それを目指して進捗を確かめることもお勧めします。漠然と勉強するよりも、良く言われるスモールゴール、小さい達成感を与えられるよう目指す目標を持たせてあげることができます。

無理強いはできないところもあると思いますが、夏休み明けをきっかけに別室登校、そしてテストも一緒に受けてみる、そこから少しずつ復帰を目指していくのも良いと思います。家庭学習は大変かもしれませんが、YouTubeや参考書等様々なツールがあるため、合うものを活用していきましょう。