10歳から不登校だった僕のブログ

不登校だった僕の復学や患った不安障害等との付き合い20年の記録です

不登校と夏休みの終わり

8月31日、こちらの地方では夏休みの最終日です。

僕の子どもははじめての夏休みを終えようとしています。先週の登校日に既に宿題を持って行き、追加で配られたプリントもやり切っていったので先生からも褒められたようで、このまま成功体験を積み重ねて自信に繋げてほしいと思います。

夏休み明けは学校に行くだけで充分

登校日はなんとかクリアしましたが、けれども僕の子です。いつ、違う道へと突き進むかわかりません。少なくとも夏休み明けは生活リズムを一学期と同じく整えていく必要があるため、親子で辛抱が必要かもしれません。ニュースの記事等でも『学校に行くだけでいい』と出てきていますが、そのとおりだと思います。宿題の出来不出来より、友だちと顔を合わせ、先生と会い、夏休みの出来事を話し、1日1日少しずつリズムを整えていく動作が大事だと思います。大人であっても仕事の長期休暇明けは大小はあれど抵抗がありますよね、「休み明けの仕事めんどくさいなー」と同僚や後輩と共感し合いながら、心を整えて行く、子どもも同じだと思います。

不登校と夏休みの終わり

では既に不登校の子はどうでしょうか。

もし、僕がそうであったように学校に行くことが出来なくなり、夏休みの間は、日中に知り合いと会いたくないため、ひきこもったり、昼夜逆転の生活をしていたとしたら、明日からは生活リズムを戻してみてはいかがでしょうか。

朝起きて家族と朝食を食べる、他の子が学校に行っている間は起きて活動をしてみる、頑張れるなら、ニ学期の勉強にチャレンジしてみるなど、その取組みはしても良いと思います。復学のためには乱れたリズムを整えるのがまずは大事です。それに何より、不登校生活を気ままに過ごすのにも健康でいることが必要です。自分の身体を大事にしてください。親御さんもそれを望んでいると思います。

中にはやる気に満ちて、夏休み明けからは学校に行く!という子もいるかもしれません。僕は小学校4年生の後半から不登校傾向になり、中学進学後は中1、中2と登校ができていないまま、中学3年生の4月から進学の為だけに、突然登校を開始しました。誰かに言われた訳でなく、自分からです。周囲のリアクションも突然出てきたので、戸惑いも大きかったように思います。最初はクラスの場所も座席もとにかくわからないことだらけで、疲れました。当然、お休みをした日もあります。けれど、それでいいんです、100%登校する必要なんて、どこにもありません。具体的には僕は文科省の定義https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/futoukou/03070701/002.pdfに当てはまらないラインを目指して、年間で29日まで休んで良いと考えるようにしていました。子どもの頃なので、このラインが正しいかは判断できませんが、絶対に休まないなんて正直無理でしたし、その頃には両親からも何かを言われることはありませんでした(登校0日がいきなり状況が変わったので親も驚いていただけかもしれませんが、、、)。

ともかく、夏休み明けの復学もタイミングとしては充分良いと思います。残暑はあるものの、少しずつ、過ごしやすい季節になってきます。お友だちの反応が気になるかもしれませんが、数日経てば、普通になります。気まずい気持ちには幾度となるかもしれませんが、回数をこなすと「あーこれか、これ、またこれか、この気まずい奴ねー」と余裕になってきます。そして、この経験は初対面の人と会うことが多い社会人になってきっと役に立ちます。「う、気まずい、また、これか。天気の話で切り抜けよう!」耐性が付いて、気にならなくなる、この経験が自分の強みに変わっていくかもしれません。

#不登校 #夏休み #復学