10歳から不登校だった僕のブログ

不登校だった僕の復学や患った不安障害等との付き合い20年の記録です

小学生の不登校と冬休み

小学4年生の後半から不登校傾向のあった僕の冬休みはとにかくテレビの特番に夢中でした。

深夜のお笑い番組も大好きだった。けれども、、、

 

昼夜逆転生活がとにかく加速する

テレビ番組のスペシャル版、放送時間も長く何度も楽しむことができる。

特別な映画だって流れたり、大晦日だよ!ドラえもんだって楽しむことができる。

今は、僕が不登校児だった時よりも、YouTubeやprimeビデオなど、色々なエンタメが揃っている為、引きこもり傾向を加速させるものになっていないでしょうか。それを見ることも各エンタメを否定するつもりもありませんが、不登校傾向があるときにはまってしまい、生活リズムが悪くなってしまうことには注意が必要だと感じます。

たとえ、一時的に学校に行けていなくても、朝、太陽の光に当たらない生活では健康でいられなくなってしまうかもしれません。僕のように心の病を抱える人にならないよう、見守る必要があると思います。

暇な時間をどう過ごすかを一緒に考える

学校に行かない時間はとても退屈な時間です。それなら、学校に行けばよいと単純に思いますが、行けないのが不登校です。性格、性分、病気、怠け、何が原因かわからないで休んでいたのか今でさえはっきりとわかりませんが、時間がたっぷりとあったのは確かでした。

この時間をどのように過ごすかが大事になってくると考えます。将来の受験に備えて学びを深めるのも良い思います。進学は復学のチャンスの一つですし、学びを深めておくことで進学先を広げることができます。とは言ってもやみくもに勉強をするのはモチベーションが維持できないため、お勧めしません。定期的なテストプリントが学校で実施されているようであれば、同じタイミングで取得し、取り組んでみたりと、学校の勉強と照らして、進捗遅れがないかどうかをペースを維持するための指標として使うと良いと考えます(やる気が持続するようであれば、周囲よりも早いペースで学びを進めることもできてしまいます!)。勉強が復学のあしかせにならないよう不登校、引きこもり、大学進学・卒業の私の経験からもお子さまが少しずつ取り組めるようアシストするのはお勧めします。

不登校の過去を感じるとき

履歴書を書くとき

学生時代に部活はしていなかったの?と聞かれたとき

今現在の職場や友人と青春期の話をするとき

自分にはない何かをみんなが持っているのような気がしてしまう。

自分には何かが足りていない感覚がある

小学生から不登校だった僕には青春期、皆さんが普通に過ごしていれば積み重ねるであろう知識や経験がないのです。うわべの勉強は一人で学んで大学まで進学はしているものの、積み重ねてできるであろうバックボーン、柱、根拠?というのか、漠然と何かが足りていないように感じて”自信がない”のです。この部分は社会経験を積んで、色々な経験が少しずつ補ってはくれますが、不登校をしていた過去の影響を感じます。

その為不登校を推奨することは僕はしません。失う経験もあるからです。学校に行けるのであれば行けるのがベターだと思っています。行けなくても、僕のように長引き、こじらせないのがベストだと思っています。だからこそ、進学時や長期休み明けの復帰できる限られたタイミングが重要だと思っています。(参考;不登校からの復帰方法 - 10歳から不登校だった僕のブログ

履歴書に書くことが増える

これはシンプルに進学をすれば、「高校入学、卒業、大学入学、卒業」と書けば足りる部分を僕のケースでは、「高校入学、高校中退大検(高認)取得、大学入学、卒業」とこじらせてきた事実を書くことになり、自分が歩んだ道とはいえ、振り返るのはほろ苦いし、履歴書の記入する行が増えるのは単純にめんどくさいです。さらに面接官から突っ込みどころ満載なので、高校を中退したこと等は確実に聞かれるため、どのように要約、プラスに変換して説明するかが重要になってきます。(参考;高校中退と就職 -就職活動- - 10歳から不登校だった僕のブログ

 

すでに三十代後半にもなっていますが、不安障害や双極性障害などを患い、自分の生い立ちの影響も十分あると思っています。もし、このブログを見て不登校の誰かが不安になったら、まずは朝起きて、太陽の光を感じ、家族と朝食をとってみてください。そこからは好きな時間を過ごし、夕食も家族ととってみてください。そして、夜は寝てください。まずはそのリズムを作り、身体に力の源を作りましょう。不登校だった僕からするとこれでもけっこう難しいように思いますが、病気などにならないよう少しずつチャレンジしましょう。

双極性と過ち

今回は僕の過ちを書こうと思います。まだ、乗り越えられてもいませんが...

双極性障害として治療を始めることとなり、現在進行形で休職をしています。

その経過を残していきます。

ビットコインFX(証拠金取引)に手を出す

働いている中で、ツラい事があったりすると漠然とした将来の不安から「お金を増やそう」という考えが浮かぶようになり、当時「億り人」という言葉に憧れて、仮想通貨に手を出しました。ただ、通貨を保有するだけであれば良かったのですが、海外の取引所でFX(証拠金取引)をするようになり、徐々に使うお金の額が大きくなるようになりました。

そして、何度も大きな負けを繰り返して、「取り返さないと...取り返さないと...」と想いに取り付かれるようになり、さらに負けても「まだ行ける、やれる、自分ならできる」と冷静な判断ができなくなり、元手がなくなると、カードローンや消費者金融からも借り入れをするようになり、それを繰り返しました。

家族や親類に話した時には数百万円の借金を抱え、周囲のおかげで助けてはもらえましたが、今まであった信頼があっという間に消え、家族崩壊の一歩手前でした。奥さんのお母さんから僕の母にも電話で連絡が入り、色々と話が伝えられ、自分がしたことではあるものの、30代後半にもなり、親に迷惑をかけ、周囲に迷惑をかけ、すべてが崩れていく感覚でした

生きる意味が見いだせない日々

FXで負けている時も「負ければ命を絶てばいい...」と心はむしばまれていました。お金の心配も僕自身が亡くなれば保険等で十分なんとかなると電卓をたたいて計算もしていました。そんな状態であったため、自分の服や靴といった身の回りのモノや食事やサプリメントをとるといった自分の為にしていたことにどんどん無頓着になり、お金が失われても「もう、どうでもいい...」と自暴自棄になっていました。奥さんに「子どもたち、家族を巻き込まないで...」と言われたことは絶対に忘れないように気を付けています。

双極性障害という病

医師からは長引く抑うつ状態と上記のような状態のため、双極性障害(そううつ病)の診断を受け、これまでの服薬から処方内容を変更することとなりました。服薬調整も薬が体に慣れづらく、体調を崩しやすかったため、また、心身を休めるため、仕事を休職することとなりました。

休職後、本を読むなかで双極性障害「我慢ができない病」とあり、その他も当てはまる部分もあり、もっと早く病気を知っていればと思います...

苦しみながら生きる今

借金を繰り返したのは、「病気が原因」と考えられればいいのですが、中々そうも行きません。どうしたって今があるのは、今を苦しめているのは「自分が原因」で、まだ、どう乗り越えていけばいいか迷っています。仕事をたんたんと続ければいいと思っても、「早く取り戻したい」と焦り、さらに休職している状態で取り戻す場にさえ、立てていない自分に苦しんでいます。

服薬は少しずつ安定し、この先がどうなっていくのかわかりませんが、何か残せることはここにも残していきます。

 

精神障碍者福祉手帳を取得したときのコト。

僕はもう20年近く付き合ってきた不安障害等の精神疾患について、これからもずっと服薬を続けていく必要があるとわかってから、闘病ではなく、寄り添い歩いていくことに専念しています。

 

寄り添う為にどうするかと考えたときにこれまでの自分の頑張りにラベリングをしようと手帳取得申請をすることにしました。

 

必要なのものは履歴書に貼るサイズの写真、申請専用の医師からの診断書です。

医師からの診断書?先生書いてくれるだろうか...と不安になりながら次の診察時に相談をすると「今の症状では取得できても低い等級か、取得できないかもしれない。取得できても簡単な施設の割引程度で取得するメリットがない」と言われ、思いっきり難色...。

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この時は先生ひどいなーと思いましたが、後々、先生は治そうと治療を続けているのに、障害となれば、症状が固定して治らないものとして診断書を書くため、そのプライドや想いがあったのかもしれないと思っています。(もう一方で、診察で忙しい、事務仕事を減らして、他の診察にとれる時間を増やしたいから嫌というのもあったかもしれません...先生すいません。)

 

それでも僕は20年近く続く体調の波に疲れてしまったこと、より悪化したときにどのような支援が受けられるのか、自分がどの程度のものなのかを知りたいと伝え、さらに専用の診断書の内容に基づき、これまでの生い立ちや生活状況等について紙にまとめ先生に手渡して、診断書の作成を承諾いただきました。

 

書いた項目は8つです。

1.適切な食事摂取

2.身辺の清潔保持、規則正しい生活等

3.金銭管理と買い物

4.通院と服薬

5.他人との意思伝達、対人関係

6.身辺の安全保持、危機対応

7.社会的手続きや公共施設の利用

8.趣味・娯楽への関心、文化的社会的活動への参加

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たくさんありますが、書いたことで注意したのは「一人暮らしが前提であることです」

他の人の助けがあるから、栄養管理、金銭管理はできるではなく、一人でそれができるかどうかが大事です。その視点で僕自身もできること、できづらいことを診察の時間では伝え切れていなかったことを書くようにしていました。先生の作成した診断書を見たときは、自分が書いた紙も役に立ったと思う内容だったため、先生の作成負荷を下げるのにも良いのかもしれません。

 

取得したことが正しいことだったかはわかりませんが、提出後、2ヶ月以上かかると言われた結果が1ヶ月程度で返ってきて、3級の認定を受けました。障害を認め、どのように行くかあらためて考えていくスタートのように感じました。

不登校と夏休みの終わり

8月31日、こちらの地方では夏休みの最終日です。

僕の子どもははじめての夏休みを終えようとしています。先週の登校日に既に宿題を持って行き、追加で配られたプリントもやり切っていったので先生からも褒められたようで、このまま成功体験を積み重ねて自信に繋げてほしいと思います。

夏休み明けは学校に行くだけで充分

登校日はなんとかクリアしましたが、けれども僕の子です。いつ、違う道へと突き進むかわかりません。少なくとも夏休み明けは生活リズムを一学期と同じく整えていく必要があるため、親子で辛抱が必要かもしれません。ニュースの記事等でも『学校に行くだけでいい』と出てきていますが、そのとおりだと思います。宿題の出来不出来より、友だちと顔を合わせ、先生と会い、夏休みの出来事を話し、1日1日少しずつリズムを整えていく動作が大事だと思います。大人であっても仕事の長期休暇明けは大小はあれど抵抗がありますよね、「休み明けの仕事めんどくさいなー」と同僚や後輩と共感し合いながら、心を整えて行く、子どもも同じだと思います。

不登校と夏休みの終わり

では既に不登校の子はどうでしょうか。

もし、僕がそうであったように学校に行くことが出来なくなり、夏休みの間は、日中に知り合いと会いたくないため、ひきこもったり、昼夜逆転の生活をしていたとしたら、明日からは生活リズムを戻してみてはいかがでしょうか。

朝起きて家族と朝食を食べる、他の子が学校に行っている間は起きて活動をしてみる、頑張れるなら、ニ学期の勉強にチャレンジしてみるなど、その取組みはしても良いと思います。復学のためには乱れたリズムを整えるのがまずは大事です。それに何より、不登校生活を気ままに過ごすのにも健康でいることが必要です。自分の身体を大事にしてください。親御さんもそれを望んでいると思います。

中にはやる気に満ちて、夏休み明けからは学校に行く!という子もいるかもしれません。僕は小学校4年生の後半から不登校傾向になり、中学進学後は中1、中2と登校ができていないまま、中学3年生の4月から進学の為だけに、突然登校を開始しました。誰かに言われた訳でなく、自分からです。周囲のリアクションも突然出てきたので、戸惑いも大きかったように思います。最初はクラスの場所も座席もとにかくわからないことだらけで、疲れました。当然、お休みをした日もあります。けれど、それでいいんです、100%登校する必要なんて、どこにもありません。具体的には僕は文科省の定義https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/futoukou/03070701/002.pdfに当てはまらないラインを目指して、年間で29日まで休んで良いと考えるようにしていました。子どもの頃なので、このラインが正しいかは判断できませんが、絶対に休まないなんて正直無理でしたし、その頃には両親からも何かを言われることはありませんでした(登校0日がいきなり状況が変わったので親も驚いていただけかもしれませんが、、、)。

ともかく、夏休み明けの復学もタイミングとしては充分良いと思います。残暑はあるものの、少しずつ、過ごしやすい季節になってきます。お友だちの反応が気になるかもしれませんが、数日経てば、普通になります。気まずい気持ちには幾度となるかもしれませんが、回数をこなすと「あーこれか、これ、またこれか、この気まずい奴ねー」と余裕になってきます。そして、この経験は初対面の人と会うことが多い社会人になってきっと役に立ちます。「う、気まずい、また、これか。天気の話で切り抜けよう!」耐性が付いて、気にならなくなる、この経験が自分の強みに変わっていくかもしれません。

#不登校 #夏休み #復学

不登校は甘えや怠け?

不登校は甘えや怠けかもしれません

10歳で不登校傾向が現れた僕も不登校の一部は甘えや怠けと感じています。僕自身もとにかく、怠けて、家にいたいという気持ちが湧き出てくるからです。通常であれば、この気持ちを我慢できるのですが、我慢がきない病が表に出てきている時はとにかく嫌で、嫌で、大人になった今でもコントロールに手を焼いています。

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もし、僕と同じように不登校となる原因や理由がなく、湧き出てくる行きたくないという気持ちによって、不登校となっている場合は将来に向けても、この気持ちと上手に付き合っていく必要があると思います。学校に行きたくないが会社に行きたくないに置き換わるだけで、就職できたとしても同じ困難に立ち向かうことになるからです。

行きたくないと思うのは誰だって同じ、みんな我慢して行っている」、この言葉も頭では理解できるのですが、我慢ができない、あるいはコントロールが難しい病を患っているとしたらどうでしょうか。うつ病や不安障がい、その他にも双極性障がい等脳の機能低下によるものかもしれません。甘えや怠けと言えばそうなのですが、本人がコントロールが難しいケースもあるということを知っておくこと、その場合は心療内科等への受診による服薬や日常生活の過ごし方、本人の思考の癖や周囲の理解が必要であることを知っておくと良いと思います。

僕自身もパニック障害から不安障害→うつ病双極性障害Ⅱ型...かもしれないという通院の経過から少しずつ、「自分は我慢しづらい脳を持っている」と知るようになり、中々受け止めることができなかったのですが、振り返ってみると当てはまる部分もあり、そうであれば、生活リズムを可能限り一定に過ごすことが有効であることや対処法を書籍等で読み、深めることができます。

繰り返しになりますが、不登校は甘えや怠けかもしれません。ただし、我慢がしづらい状態や病気が隠れている可能性を考慮に入れて、本人、周囲も経過をみていく必要があると思います。

 

不登校と夏休み

小学生の子どもが夏休みに入り、楽しい思い出ができるよう応援したいと考えていますが、僕の子どもです、いつ、どこで、つまずいて不登校の道に入るかわかりません。不登校児だった僕が親となった今、不登校の夏休みの注意点を考えてみます。

■ 夏休みはひきこもりが進行する可能性が高い

僕が不登校をしていた時は、夏休みに知り合いと出会って気まずい思いをしたくなくて、極端に外出を嫌がり、そのためにひきこもりが加速したように思います。生活リズムも昼夜逆転し、夜中に起きて、漫画やバラエティ番組を見て、昼過ぎまで寝ている生活です。この生活を長年続けてきたことで、自律神経が乱れ、後に患うパニック障害や不安障害に繋がってしまったのではないか考えています。遺伝的な要素も否定はできないのですが、治癒できず、病気が長引いているのも生活環境など外的要素も十分にあると思います。

もし、不登校のお子さまがいる場合、ひきこもり度を進行させないため、何より一生服薬をしないといけない病気を患うことに繋がらないよう生活リズムを一定にするサポートが大切だと思います。

難しいケースもあると思いますが、「朝食、夕食は必ず一緒に食べる」「昼間の居場所について話をする」等心身の回復を見守りつつも、最低限のルールづくりはした方が、健康を守るために大切だと考えます。

僕の親はずっと見守るだけで、僕のことを信じていたとのことではあったのですが、昼夜逆転やひきこもりの生活は、はまってしまうと中々、自らの力で抜け出すことは難しいため、はまってしまう前に、健康のためにもサポートが重要です。思春期等ケースによって、なかなか聞く耳をもってくれないことも重々承知しているのですが、この部分は子どもと向き合って良いところではないかと考えます。

■ 旅行や学期始まりのテストをきっかけに

コロナ禍で旅行を控える家庭もあるかとは思いますが、昼夜逆転生活をしている子どもの生活リズムを戻すひとつのきっかけとして旅行は良いと思います。旅行中は行動を共にすることになり、食事も必然的に一緒にとることになるからです。それをきっかけに少しずつ、生活リズムを作る、心身の疲れがあれば一緒に癒す、それぐらいの気持ちで楽しめると良いですね。旅行先であれば会いたくない人に出会うこともない為、一歩を踏み出せれば、回復も早いかもしれません

勉強が心配という場合には、夏休み後にテストがあれば、それを目指して進捗を確かめることもお勧めします。漠然と勉強するよりも、良く言われるスモールゴール、小さい達成感を与えられるよう目指す目標を持たせてあげることができます。

無理強いはできないところもあると思いますが、夏休み明けをきっかけに別室登校、そしてテストも一緒に受けてみる、そこから少しずつ復帰を目指していくのも良いと思います。家庭学習は大変かもしれませんが、YouTubeや参考書等様々なツールがあるため、合うものを活用していきましょう。