不登校からの復帰方法
不登校児だった僕が考える復帰方法を整理してみます。
不登校の理由探しに時間を費やさない
不登校の理由が明確であれば対処方法を考えることもできるかもしれません。けれ ども、その理由が「めんどくさい…」「ただなんとなく嫌だから…」等はっきりとしたものではない場合、「じゃあ、行きなさい!!」と強引に連れていくのも手段かもしれません。けれども、無理強いは親子の信頼関係を失う可能性もあるため、注意が必要です。
実際に下記の記事において僕自身、母親が担任の先生に連絡し、無理やりに連行された記憶が強く残っており、すべてではありませんが、学校を休むことに関しては母親を信用できなくなりました。
現在は2児のパパになり、小学1年生の子供がいます。しつけは連鎖する傾向があると考えるため、子どもの行きたくないという気持ちの発信があった時には同じことをしないようにと肝に銘じています。
不登校の理由探しは悪いことではありませんが、僕自身は大人になった今でもなぜあの時行けなくなったのか、明確な答えを見つけ出せていません。もしかしたら、不安障害等の心の病の前兆だった”かもしれない”程度です。
友達との関係を途切れさせない
理由探しよりもこの部分が一番大切なことだと考えています。特に小学生の場合、友だちとの関わりが無くなってしまうと学校に行くハードルがより高くなってしまいます。元気が戻った時に少しだけ行ってみようと思っても、友人との関係が疎遠になってしまえば、そのことにつまづいて、行けなくなってしまいます。友人との関係で疲れて、不登校になり、友人との関係で癒されて、復帰するというのも多いのではいかと考えます。
実際に、僕自身も小学5年生の時の先生が上手に友達との関わりや僕にクラスでの役割を持たせてくれたおかげで、その年は少しずつではありますが、登校することができていました。
実際には、大人が子どもの友人との関わりを繋ぎとめるのは難しい部分もあると思いますが、担任の先生や周囲の方々にここは頼って良い部分だと思います。成果がみえなくても、友人が遠ざかっていく悲しい気持ちを抱かせない努力はしてみてよいと思います。
高校デビューを目指す
小学校、中学校と不登校が続いてしまい、友人関係も中々戻すのが難しい場合は高校への進学をきっかけにする、区切りをつけるのには良いタイミングです。
僕は進学に向けて、中学3年生の時だけ、不登校の定義(1年間で30日以上休まない)に引っかからないよう登校を再開しました。県にもよりますが、進学時の内申点は中学3年生の時の評価を採用するところも多いため、中学1年生から中間、期末等定期試験は受験するようにして、勉強の進捗管理に使うと良いと思います。
自己学習では僕は学校の進捗度に合わせて送られてくる進研ゼミをおすすめしますが、子ども自身に合う参考書と学校指定の教科書があれば十分かもしれません。
↑4.の項目に文科省の定義として、欠席「児童・生徒指導要録」の「欠席日数」欄の日数により,年度間に連続又は断続して30日以上欠席した児童生徒について調査しているとあります。