10歳から不登校だった僕のブログ

不登校だった僕の復学や患った不安障害等との付き合い20年の記録です

不登校-中学生の学習戦略-

不登校の時に進学をどうするか考える時が来ます。僕が実践していたことを綴ってみます。

■中間・期末テストを受ける

 僕は小学生4年の後半頃から不登校傾向が現れ、基本は自己学習をしていました。当時はYouTubeのようなものはありませんから、教科書と参考書(進研ゼミ)を使用して自分なりに勉強をするようにしていました。最近はYouTubeでも勉強をテーマとして配信されている方もたくさんいますので、そのようなものを参考にするのも良いと思います。

 しかし、、、自己学習の場合、自分で計画を立て、実行していく必要があります。また、わからないことがあった場合も自分で参考書より解法を見つけて、解決していく必要があります。PDCAを自分で回す必要があるため、けっこう継続してするのが難しいです。実際、僕自身も勉強をするとき、しない時にムラがとてもありました。

 そのために小さいゴールを決めることが大事だと思います。それが各期間の中間、期末テストを学校側に別室を用意してもらい、テストだけでも受けてみても良いと思います。

     

 学習進捗度合いの確認、数字で自分の勉強の成果がわかること、良い点が取れれば達成感を得ることもできます。

 親御さんや学校側にお願いしたいのは、別室を調整する際にテストを受けるのに手がかかる子供、いわゆる素行不良の子供のために用意された別室に一緒に入れないないでほしいと思います。実際には考えられないと思いますが、そのような配慮も直接お伝えしないと中々気づいてもらえず、僕のように真面目にテストだけを受けに来たのに、書く音がうるさいと素行不良の子供に威圧されたりと行きたくない気持ちが強まる体験があるため、親御さんは特に配慮をいただくようしっかりと学校側へお伝えした方が良いと考えます。(そんなこともできない学校、考えられない!と今でも思いますが、先生が気遣えないほど忙しく、余裕がないケースも当然あるなと思う時もあります)

 話がそれましたが、テストだけでも学校と繋がりがあることは良いことだと思いますし、内申点はテストのみでは評価されないため、低くても、テストは十分な点数が取れていれば自信にもつながると思います。

  僕自身は小学校から高校まで、各学年の進捗に合わせて送られてくる進研ゼミで勉強をしていました。中学3年生の時は塾に行ってなくても自己学習で300人程度の学年でだいたい20番台~30番台の順位の点数を取れていました。

 

内申点をどうするか

内申点については、愛知県や三重県兵庫県、鹿児島県等中学3年生の成績のみで高校進学の内申点が決定されるところもあれば、大阪府や神奈川県など、各学年の成績も影響するところがあります。

www.childcarenabi.com

僕自身は中学3年生の成績のみが評価される県であったため、3年生の時だけ進学のためだけに普通どおり通学しました。

僕が当時考えた進学戦略は、「中学3年生のテストで良い点数を稼ぎ、授業にも積極的に参加し、態度評価も良くする」でした。

中学生1年~2年、全く学校に行っていない僕が、中学3年の4月から突然通学し始めたので、親も先生も同学年の子も驚いていたのを覚えています。当然、クラスの子も異星人が来たかのように僕を見てきます。僕自身も小学校の頃の友人(その時にはすでに疎遠ですが)が成長して雰囲気が変わっている子ばかりで驚いていました。誰にも声をかけることもできず、休憩時間は一人で教科書を眺めたり、トイレに行く程度で授業を受けている方が気が楽でした。

理科室はどこ?音楽室はどこ?美術室はどこ?中学3年生でわからないことだらけです。そんな時も周囲に聞ければよいのですが、気が許せていなく、なんとかクラスの皆が行く方へ距離を保ちながらついていくようにしていました。

この時も親に相談しておいて、先生に配慮をもらうようにしておけば良かったのですが、当時はそんなこと考えもしませんでした。もし、お子様が中学3年チャレンジをするのであれば、担任の先生に各教室がどこにあるのか等説明を受ける配慮をもらえないか相談するのも良いかもしれません。

勉強については、各期間のテストを受講したり、テスト期間前に休んで、1日中テスト勉強だけをして対策を打つようなことをして、周囲からは卑怯とも思われる戦略ではありますが、授業を当たり前に受けてきた同級生との差を埋めるため、少しでも良い点を取るに取組みました。

3年生の内申は各科目オール4+何科目か5評価がありました(1科目5段階評価、9科目)ので、合計で37~40程度でした。ある程度の高校に進学するには十分な評価をもらっていたと思います。

■今ならYouTube学習もお勧め

僕の時にはありませんでしたが、YouTubeでも勉強を支援してくれる配信が様々あります。↓のように本でも出ているくらいですので、自分に合う学習戦略を立てるのに役立ててみてください。

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不安障害をクローズした就活

一般枠での就職活動をする時に自身の病をオープンにするべきか、クローズするべきか。

■クローズでの就活

 僕はクローズしての就活を選びました。大学生活では体調も安定し、月1回通院はしていたものの、特に配慮を受ける必要もなかったため、病気のことは伝えていません。

 健康な人と不健康な人、自分が採用担当であればどちらを採用したいでしょうか。色々の心情はあるとは思いますが、身体がガッチリ、ストレス耐性も強そうで将来頑張ってもらえそうな人が良いと思うのではないでしょうか。(身体が細いから絶対に弱いと言うつもりはありません。あくまで印象の話としてご容赦願います)

■履歴書やエントリーシートの健康状態を記載する欄には

 僕は「良好」と記載しました。就職して8年目を迎えた時に大きく体調を崩して休職した時もその時の記載内容を人事から言われることもありませんでしたし、アトピー性皮膚炎等長期にわたって治療が必要な人がこの欄はどのように記載するでしょうか。僕はおそらく良好と記載しているのではないかと考えます。

 障がい者枠を活用した就職する場合には配慮のいること等もあるため、就職先にしっかりと伝える必要があると思いますが、一般枠で就職する時にはあえて伝える必要はないと思います。

 僕の場合は、現在の健康状態以上に大きなハードル(高校中退)を説明する必要があったため、そのことについては別記事で記載したいと思います。

hibalog.hatenadiary.jp

■就活後は人・場所・環境の変化やストレスが高い状態への対処方法を準備しよう

 気分が悪い時は離席をして、トイレに籠るというのでも良いと思いますが、マインフルネスや手を洗う時に”水”を感じるというのもお勧めです。手を洗う時に水を手に溜めて冷たさや、僕は水は剣でも切れない(ストレスからも負けない)、水は勢いを付ければ剣をも折ることができる(強さも秘めている)と本の受け売りではありますが、そのイメージを持ってコロナ禍も相まって手を丁寧に洗うふりをしつつ、水で心を落ち着かせたりしています。

 あくまで一つの方法ですので、色々試してみてください。

 ↓はお勧めの書籍、ビジネス雑誌のプレジデントでも紹介されていたので、気になって手に取ったものです。マインドフルネスはお勧めです。

 

 

■就職後、配慮が必要となった場合

 僕は休職、そして復職をする時に残業等の配慮をいただくようにしていました。就職してから働く期間の方が当然長いですよね、そして、人事部門の人たちも、周囲の先輩も入社してきた後輩には長く共に働きたいと考えています。

 どうしても入社後、体調が優れず、配慮を受ける必要がある場合は、当初記載していた履歴書等のことは触れず、考えず、これからもこの会社で働き続けていくために、働きたいから、今は体調が優れないから配慮を頂戴したいと上司や人事部門と相談すれば履歴書の記載を突っついて強制的に辞めさせるようなことは余程のひどい会社でない限りないのではないでしょうか。

 運動で骨折した人と同じだと考えてよいのでしょう。骨折した人に、動き回るような仕事を振るようなことは控えるのと同じです。配慮が必要になった時に周囲へ理解を求めるというスタンスで良いと思います。

 何を配慮してもえば良いかわからない時は最寄りの障害者就労サポートセンターに相談するのもお勧めします。僕も会社にどのように配慮をもらうべきか考えているときに一人で考えるのが難しかったため、電話で一般的にはどのようにされているのかを伺いました。

 その時に大事だと言われたのは、

 ①具体的に伝える(残業をなし、異動がある場合にはあらかじめ説明がほしい等)

 ②会社側が考えてくれることはない。

 この2点です。電話で聞けば色々教えてくれると思います。一度、相談してみるとよいと思います。

    ↓東京都を例として載せています。ご自身の住まいにあわせ検索してみてください。 

jsite.mhlw.go.jp

 

なぜ学校に行けない ‐理由がない‐

10歳から不登校傾向のあった僕は、なぜ他の子と同じように登校できないのか、学校に行けなかったのかをずっと考えていました。いじめに遭うことも、友達ができないことも特になく、なぜか、僕は行くことができなくなりました。

うつ病や不安障害ではないか

 僕が不登校を小・中と続け、何とか高校進学まではしたものの、進学先に馴染むことができず、高校を中退し、17才頃に患ったのがパニック障害です。その時は兄弟が就職を決め、自立していく中で、自分は何をしているのか、将来がどうな るのか漠然とした不安が重なり、激しい発作を起こしました。

 一人でいることもできず、何もかもが不安、どこにも行けず、さらに自分の将来を悲観したことを覚えています。

 っと色々書きましたが、不登校になった時には気付くことができなかったのですが、元々、うつ病や不安障害に繋がるものが子供の頃から出てきていて、別記事「10円ハゲとマジック」のような症状もあったため、行けなくなったのではないかと今では考えています。この時に早期に医師に診てもらっていれば違う将来だったかもしれません。

 もし、行けない理由がわからない場合には、心の病によるものも考えてみても良いかもしれません。

   

心療内科に行くデメリットはないか

 心療内科に行くデメリットは基本少ないと思いますが、自身の経験から1点だけお伝えします。

 生命保険会社等の「医療保険」に診療を受ける前に加入をご検討されるとよいと思います。残念ながら、うつ病などの心の病の診断を受けた場合、病気の告知によって保険加入が難しいケースがあるため、今後のお子様の別の病気等を気にされるような場合は、診断を受ける前に加入しておいてあげると将来大人になった時にも安心かと思います。仮に症状が続いて成人を迎えたとしても、最低限あると安心できると思いますし、割高で保障の薄いイメージのある引受緩和型の保険商品に妥協して加入することもなくなります。

    

医療保険だけが全てではありませんので、既に診断を受けている場合には、絶対に加入しなければいけないものでありませんし、高額医療保障制度もあります。

 また、今後のブログで自立支援医療精神障害者福祉手帳等のことについても記載できればと思いますので、ご安心ください。

■病気だけが、原因とは決めつけない

 ここまで書いたものの、本当にそれだけが原因だったかは明確には僕自身もわかっていません。ただ、あの時、もう少し早めに治療を受けていればという想いがあるため、今回のことを記載させていただきました。

    

 

#不登校 #理由がない #不安障害 #医療保険

 

10円ハゲにマジックを

10歳で不登校傾向だった僕は、なぜ学校に行けないのかわからない、どうしていけないのか悩んでいました。

 ■ 身体に変化が…10円ハゲ…

    

 今は不安障害等の病気が一因となって、学校へ行くことが億劫になり不登校になったのではと考えています。

 当時はそのような知識もなく、知るすべさえも知らなかったため、「なぜ学校に行けないのか?」と答えが出ないモヤモヤした日々を過ごしていました。

 ある日、久しぶりに学校に行くことができた僕に友人から「とさしくん、頭の後ろ、ハゲてるよ、かわいそう・・・」と言われ、鏡越しに見た僕の頭には10円ハゲができていました。

 10円ハゲと友人からの「かわいそう・・・」という言葉が頭の中で何度もループしたことを覚えています。

 「恥ずかしい、なんとかしたい、どうしたらいいのーーー!!!」となった僕はある方法を思い付きました。

 ■ 10円ハゲにマジック

 10円ハゲの部分に油性マジックで色を付けてごまかすことにしたです。鏡で見ても、一目ではわからない、大丈夫と思い、僕はまた登校することができました。

  

 しかし、、、体育の時間に汗ばむ頭皮、油性マジックは消えない、、そんなことはありません。僕が気にして、10円ハゲの部分を指で触ると黒いインクが薄っすらと付きました。僕は黒い汗を流していたのです。。。

 誰からもそのことを指摘されることはありませんでしたが、記憶に残るエピソードです。  

   

 

 ■キーポイント

  10円ハゲに油性マジックはNGです。

  皮膚科を受診することで10円ハゲは改善できます。

 

この時に心療内科等に伺うことができれば良かったのですが、極端に病院嫌いだった僕は10円ハゲができた根本原因を探ることはしませんでした。今思えば、この後の完全に不登校になった予兆だったのかもしれません。