10歳から不登校だった僕のブログ

不登校だった僕の復学や患った不安障害等との付き合い20年の記録です

処方箋をもらうためのクリニック

発症から20年が経過する中、クリニックへ行くのは処方箋をもらうためだけの時期がありました。治癒ではなく、この病気といかにうまく付き合うかを考えていたため、安定していれば医師と話す必要がなかったからです。

■とあるクリニックでの処方まで

 心療クリニックの扉をあける。先生は僕の前の人と診察室で話をしているため、待合室で待機。診察室から先生が出て来て僕の顔を見ると、「いつもの薬だしておくからね」「診療代○○○○円ね」と診察室に入ることなく、処方箋とお金のやり取りのみ、診療明細書には診察の点数があるものの…近況を伝えることもなく、これは良いのか?と思いながらも時間短縮でとても楽でした。とにかく現状を維持する場合には良かったのですが、のちに症状が悪化した時にはそのクリニックが信用することができず、結局は心身が一番しんどい時になって、転院まですることになりました。

  

■信頼できる心療クリニックてあるの?

 僕が医院で受けた治療は基本どこも最初は同じです。少量の抗うつ薬抗不安薬等を処方し、副作用が出ないかを確認、副作用が出ているようであれば、薬を変更、また経過を1週間程度みて、副作用が出ていないようであれば、お薬を増量し、様子を見て、経過が良ければ、そのお薬で決められている1日の最大量まで増やし、効用を診ていくというものでした。

 先生からは体調はどうか、食事はとれているか、寝れているかと質問を受け、答えるのが基本で、時より不安への対処方法のアドバイスをもらうこともありますが、どちらかというと落ち着ける方法を自分で見つけるようにというスタンスの先生が多い印象です。30分待って5分診療、最大でも10分程度が目安だと思っています。先生が話を聞いてくれないと感じるかもしれませんが、人気がある医院だと多くの患者がいる中で、すべての話を聞くのは困難だと思います。

 また、お薬によっては定期的な血液検査が必要なものがあるため、処方されたお薬の情報を調べて、検査が必要なようなことが書いてあれば、先生に聞いてみると良いと思います。僕が処方箋だけをもらっていたクリニックは、そのような説明は残念ながらありませんでした。(現在の医院では定期的な血液検査や僕の健康診断の結果等も見てもらっています)

 先生との相性も当然あると思いますが、清潔感のあるクリニック、雰囲気が落ち着きやすいクリニック、印象で決めても良いと思いますし、自宅から近く通いやすいという理由でも良いと思います。

 結局は、自分自身が信頼できるかどうかだと思いますし、そのポイントをどこに置くかだと思っています。(僕自身は清潔感のあるクリニックが良いと思っていました)

  

■治療が長引くようであれば、公的制度の利用を

 病院から案内を受けることはなかったのですが、自立支援医療制度というものがあります。医師からの診断書等が必要とはなりますが、医療費負担が大きいような場合には手続きをすると良いと思います。また、別記事でも記載を考えたいと思います。

www.mhlw.go.jp

■余談

 お医者さんから落ち着ける方法を見つけるようにという指示に対して、僕は家ではメンタルフルネス、職場ではお手洗いで手を水を溜めて、冷たさや穏やかさを感じるようにしています。人の身体のほとんどが水分と考えると、水に触れるのは悪くないのかなっと思えたからです。